AVはエッチなシーンを見せて喜んでもらうことが目的ですが、普通にセックスしているシーンを見せるだけでは飽きてくるので、フェチやシチュエーションなどさまざまな工夫をして制作されます。
しかし、中には一体何を目指しているのかわからない迷作もあり、下手なバラエティよりも面白い作品まであります。
今回は、ドラマやアニメなどの作品をパロディ化したAVをご紹介していきたいと思います。
アダルトビデオの名?迷?作品:1. 【史上初】こんなAV無かった!!蓮実クレアがアメリカ合衆国コ○ラド州○ッキー山脈で3億円の財宝を探しに行く企画 【衝撃の最後…】
蓮実クレアさんがアメリカ合衆国コロラド州にあるロッキー山脈に3億円の財宝を探しに行くという企画のAVです。
テレビのバラエティでよくある海外ロケのような内容になっていて、ちょくちょくエッチな絡みもありますが、基本的に大半はバラエティです。
このAVが迷作と言われている理由は、バラエティの部分の完成度が割と高かったため、セックスシーンなしで普通にバラエティとして作るほうがよかったという意見があるからです。
実際に視聴してみた感想としては、たしかに評判どおりの迷作で、アメリカの街並みや自然を見て楽しんでいると、突然に蓮実クレアさんのエロシーンがきて大人の世界に連れていかれるみたいな感じでした。
バラエティとエロの温度差があまりにも激しいので、エロシーンになってもパンツを下ろしてシコシコしようという気分になれない自分がいました。
結局、抜きたいなら目的のシーンまで飛ばしますしね・・・。また、この作品は合計で180分もある超大作な企画モノなので、抜く目的で見るにしてはバラエティの部分が長すぎます。
なぜ、この企画をやろうと思ったのか、どんなユーザーに需要があるのか、いろいろと謎です。AVの名作ならぬ迷作でした。蓮実クレアさんはとても楽しそうでしたけどね。
一番とくをしたのは彼女かもしれません。
アダルトビデオの名?迷?作品:2. ハルカルーペでおチ●ポだ~いすき
こちらの作品はハズキルーペのパロディ作品です。
ハズキルーペといえば「ハズキルーペをかければ世界が変わる」というセリフが印象的ですが、本作は「ハルカルーペでちんこは変わる」です。
ハズキルーペの2018年に放送されたCMをパロっていると思われ、本家のCMに登場する菊川玲さんに本作に出演している波木はるかさんが割と似ているんですよね。
パッケージのクオリティもそうですが、そこそこ本気で笑いを取りにきているパロ作でした。
こういうのって本家に似ているほど面白く、それに対して全力を出しているのが馬鹿っぽくてまた面白いですよね(笑)。
内容はCMの舞台裏でセックスが繰り広げられるという展開。中出しや3Pなどプレイもエロくて見応えがありますし、全体的には抜きに力を入れている作品なので、しっかりと抜けるという意味では良作でした。
ただし、どうしてハズキルーペを選んだのか、その点に関しては迷作かもしれません。
製品は良質でCMはインパクトがあり、単に話題に乗っかって稼ごうぜという目的で制作されたのだと思われますが、AV業界の行動力って凄いですね。
アダルトビデオの名?迷?作品:3. 渡る世間はエロばかり
こちらは渡る世間は鬼ばかりのパロディ作品です。
この作品は元ネタの設定をそのままパクっていて、さらに出演している熟女のAV女優さんが本家の役者さんにそっくりなのが凄かったです。さくら役で登場するAV女優の名前がわからないのが残念ですが、この女優さんが出ていることで一気にパロディのクオリティが上がっているような気がします。タイトルだけをパロっているだけではなく、割と本気で作られています。ずっとドラマを見ていたというファンのかたは、かなり楽しめると思います。
年代にもよりますが、渡る世間は鬼ばかりを知らないかたのために軽くご紹介します。渡る世間は鬼ばかりは橋田壽賀子さんの作品で、1990年から2011年まで継続して放送されたテレビドラマです。笑いありの涙あり、家族それぞれの暮らしを描いた作品となっていて、当時は非常に人気の高いドラマでした。
アダルトビデオの名?迷?作品:4. 鬼詰のオメコ 渚みつき
こちらは鬼滅の刃のパロディ作品です。
内容は禰豆子(ねずこ)がセックスするという、ただそれだけです。
しかし、渚みつきさんがめちゃくちゃ可愛いのと、禰豆子コスのクオリティが高いことから、見応えは十分にあります。
僕もそうですが、この作品で渚みつきさんというAV女優を知ったかたは多いと思います。
また、パロ作の中ではなかなかのヒット作なんですが、鬼滅の刃ブームが巻き起こったというのが大きいのはもちろんながらも、元ネタがヒットしてもパロ作は売れないケースがあるのも事実で、本作のヒットは渚みつきさんの貢献度が大きいようにも思います。
本作は2019年11月にリリースされましたが、2020年の1~3月あたりに普通にAV全作品ランキングに入っていたほどに人気でした。
何位かは忘れてしまいましたが、パロ作がランクインするなんてことはよくあることではなく、それを見たときに鬼滅ブームって本当にすげーなと思いました。
今は2021年7月ですが、驚くことにFANZAで本作のお気に入り数が12,177数と5桁もあるんですよね。人気のAV女優の作品でも4桁は割とありますが、5桁ってトップクラスの女優さんや超人気作品でなければなかなかありませんよね。僕の周囲では、女の子の友達が鬼滅にドはまりして早朝からコンビニに並んで鬼滅グッズを入手したりしている子がいますが、本作は少なからず女性ユーザーが視聴しているケースもあり、男女両方の支持から5桁に乗ったのかななんて思ったりもします。
本作は迷作のはずがガチで名作になってしまったという、鬼滅の刃ブームに全力で乗っかって大成功した作品と言ってもいいと思います。。
パロ作の中では伝説となりそうです。
ちなみに関連作品として、『鬼詰のオメコ 無限発射編』と『【VR】鬼詰のオメコ-勃起機能回復編- 永野いち夏』もリリースされているので、気になるかたは合わせて視聴してみてください。
アダルトビデオの名?迷?作品:5. 君の縄。 涼川絢音
こちらは君の名はのパロディ作品です。
結論からいうと、本作はなかなかの迷作です。元ネタのようなストーリーは一切なく、「名は」を「縄」にしただけのタイトルパロ作です。
内容は涼川絢音さんの縄縛りや複数プレイなどを見れるので、抜きシーンは多いです。ただ、ストーリーがないだけに君の名はをパロる必要が無いので、その点が迷作たる所以です。
君の名は2016年に公開されたアニメです。女子高生と男子高生が主人公で、ある日ふたりの体が入れ替わります。
しかし、突然その現象はなくなり日常生活を送り始めますが、男子高生は女子高生に入れ替わっていたときの記憶をたどりに村へ行くと、入れ替わっていたときに住んでいた村が隕石の衝突で消滅しており、入れ替わりの対象だった女子高生も死んでいたことを知ります。
入れ替わりの現象は3年のタイムラグがあり、もう1度入れ替わって村と女子高生を救おうとするお話です。
ふたりの主人公はお互いのことを知らず、最後に出会うことができてそのときに君の名はと尋ねるのですが、これが心温まるいい話なんですよね。
元ネタを知っていると、本作は本当に馬鹿馬鹿しくて笑えます。全然関係ないですから(笑)。
アダルトビデオの名?迷?作品:6. 絶対に感じてはいけない病院24時間
こちらは絶対に笑ってはいけない病院のパロディ作品です。
北川瞳さん、橘ひなたさん、桜りおさん、琥珀うたさん、4名のAV女優がナースとして登場。何があっても感じてはいけないというルールですが、さまざまなエロい仕掛けに感じてしまうというのが見どころです。結局、普通にセックスシーンもありますし、感じてしまうんですよね。迷作です・・・。
いろいろと残念なところがありますが、まずエロを舞台に感じてはいけないというルールが微妙でした。
エロい声であんあん感じてくれるほうが抜けますよね。しかも、エッチなシーンがとても多くて、最終的に感じまくるならルールがあってないようなものとなり、まったく緊張感がありません。
やってみると面白いかもという気持ちはわかるのですが、本家のようにうまくはいかなかった作品です。
この内容にするなら、普通に4人のAV女優に本家と同じようなことをさせて、完全にバラエティとしての作品のほうが見てみたかったです。
ローカルの深夜番組でやっていそうなちょっとエッチな罰ゲームがあったりする内容のほうが、それぞれのAV女優の作品を見てみたい気持ちにもなります。
逆に抜くために見るにはどうなのかを考えると、それはそれで中途半端なバラエティが邪魔なんですよね。
アダルトビデオの名?迷?作品:7. チン・コジラさず中に入れて!高飛車女のヤリまくり潮噴射SEX略してヤリシオ作戦 水城りの
こちらはシン・ゴジラのパロディ作品です。
アダルトグッズメーカーが経営難となり、アメリカ本社からサチコがやってきます。サチコは頭はいいし見た目は可愛いしの才色兼備ですが、高飛車な性格から社員に嫌われます。やがて、社員はサチコを許せなくなり、性的な復讐を決行します。しかし、意外なことにサチコは性的暴挙に感じてイキまくり、セックス大好きなことが判明します。
複数プレイや潮吹きなど、水城りのさんのエロプレイが満載で抜きシーンは多いです。しかし、ゴジラは出てきません。そりゃそうだといった感じですが、じゃあなぜゴジラを選んだんだと・・・。ゴジラみたいな怪獣が出てきて撃退するための作戦会議をするんだけど、サチコがあまりにもエロ過ぎて会議参加者はゴジラよりもサチコとのセックスを選んでしまった、とか。コジラという怪獣で作ったバイブを中に入れる、とか。ゴジラファンとしては何かもう少し工夫がほしかったなと思ったりしました。でも、作品自体はタイトルで笑って内容で抜くという意図は成功していて、バランスのいいパロ作ではあります。
アダルトビデオの名?迷?作品:8. 中出しを止めるな!
こちらはカメラを止めるなのパロディ作品です。
あおいれなさん、桃菜あこ(明海こう、小泉まり)さんのお二人が出演して、元ネタのパッケージと服装やスタイルが似ていてとても色っぽいです。
この作品は賛否両論で、元ネタの完コピ度が高くてよかったという意見があれば、女優がダメという意見があるなど、良い評価も悪い評価もあります。
内容は元ネタどおりに撮影している風景も込みでの撮影となっていて、パロ度はそこそこ高いです。
しかし、とくに笑いがあるわけでもなく、プレイのほうも複数セックスなのになぜかあまり興奮しませんでした。
むしろ、個人的にはAVの撮影現場ってこんな感じなんだなと、そちらのほうが新鮮で興味が湧きました。
元ネタをパロる上で中出しというコンセプトは悪くはなかった、これは本当にそう思います。
でも、なぜか抜き度はさほど高くはないんですよね。パロディ作品って普通のAVを作るよりもアイデアが難しそうだなと感じた作品でした。
笑いを取るためには笑いのセンスが必要ですし、AVだからエロいシーンは必要ですし、どっち付かずのパロ作は迷作となりやすいかもしれませんね。