同人AVとは、大手のアダルトメーカーが製作販売しているAV動画ではなく、個人や法人を問わずに同人が制作販売しているAVのことです。
同人というのは「同じ趣味や目的を持つ人」という意味で、何かの作品を制作したり販売したりする団体のことを同人サークルと言います。
同人AVの作品かどうかは制作者や販売者が個人か法人かで決まるわけではなく、出演している女性がプロか素人かで決まるわけでもありません。
最近では、プロのAV女優が同人AVに出演するケースもあるため、普通のAVと同人AVの違いは商用の適正AVかどうかがポイントになってきます。
普通のアダルト動画との違い:商用の適正AVは認定が必要
商用の適正AVは、知的財産振興協会(IPPA)やAV人権倫理機構の認定が必要で、これらの団体から認定を受けた事務所に所属しなければ商用AVへ出演することができません。
適正AVという言葉はこれらの団体において使われている用語で、正規の審査をクリアして認定された作品のことを適正AVと呼ばれています。
なので、同人AVはこれらの団体の適正AVではない動画ということになります。
ただし、同人AVの人気が高くなっている状況から商用AVの女優が同人作品に出演するケースもあり、作品がこれらの団体の審査を経てリリースされるなら表面的には同人AVでもプロセス的には適正AVということになります。
同人AVの違法性
同人AVが違法かどうかは、適正AVが違法かどうかと基本的に同じです。
日本の法律では、AV動画は必ず陰部にモザイクをかけなければならないので、同人AVを制作する際にモザイク処理をせずに無修正で販売すると違法となります。
ちなみに個人がAV動画を制作販売しても問題はありませんし、適正AVしか販売できないという法律もありません。
もちろん、自分で販売サイトを運営するなら映像送信型性風俗特殊営業の届出が必要など、制作から販売までの流れにおいて必要な届け出などをしっかりおこなうことは前提です。
同人AVは人気なのか?
同人AVは、現在までに一定の需要があることはたしかです。
年代別のAVブームを見ていきましょう。
1980年代に委託制作が活発化
1980年代は、自主制作ビデオとしてSMなどのマニアックな作品が登場、委託によって制作されてマニアショップなどで販売されました。
1990年代はブルセラブームが到来
1990年代は、ブルセラブームが到来して、ブルセラショップで裏ビデオの雰囲気がある援助交際ビデオが流行りました。
2000年代にコミケで同人AVのサークルが登場
2000年代は、コミケで同人AVを販売するサークルが登場します。
昔の時代から大手メーカーとは違った方向でフェチ度や過激度を追求した同人AVは存在しており、今は同人AVをネット上で簡単に見つけられることからも一定の需要があります。
同人作品をたくさん販売しているげっちゅ屋では、委託販売の登録者が2012年と2019年を比較すると8倍に増えたという情報もあります。
同人AVと普通のAVの違い
同人AVと普通のAVの違いは、細かいところを挙げるといろいろとあると思いますが、大きな違いとなるのは主に2点です。
オリジナリティが高い
同人AVは完全オリジナルの1点ものとして楽しめるのが魅力です。
もちろん、作品によってはシリーズ化されているものもあると思いますが、大手メーカーがやらないような過激な演出やマニアックさで攻めている作品が多く見られます。
マニアックの同人AVサークルはよくあるコスプレのほか
官能水-カンノウスイ-
ピンキーweb
拘束研究会
カルテマニア
等の同人AVサークルの作品が特に特徴的と思います。
また、モザイクを極薄で加工して法律スレスレのラインで販売している作品もあります。
素人女性が多い
一般的に同人AVとは、素人が出演している作品という意味に捉えられることが多いですが、これも同人AVの魅力です。
制作者が女性の場合は自分がAV女優として出演するケースもあるようで、コストを削減できるという大きなメリットがあります。
同人サークルを販売するげっちゅ屋(Getchu.com)とは?同人サークルとの関係などを解説
げっちゅ屋とは、株式会社ゲインズが運営しているアニメやゲームなどさまざまな商品を販売しているサイトのことです。
サイト名は「Getchu.com」で、一般的には略してげっちゅ屋と呼ばれています。
よくある美少女系のアニメやゲームなどの作品を販売している傍らとして、同人作品に強いこともげっちゅ屋の魅力です。
もともと、1992年に「Comike.com」という名前で運営がスタートされ、2001年にげっちゅ屋に名称変更、その後は2021年の現在も運営が続いており、かれこれ約30年ほどの運営実績がある超老舗なサイトです。
げっちゅ屋と同人サークルの関係
同人ファンからすると、げっちゅ屋と同人サークルの関係はどのようになっているのか気になるのではないでしょうか。
昨今では、ネット上で著作権違反などが騒がれることが多く、げっちゅ屋はそのあたりに問題があるのかどうかは利用前に知っておきたいですよね。
同人作品が委託契約で販売されている
げっちゅ屋と同人サークルの関係は、委託契約となっています。
同人サークルがげっちゅ屋に商品をおろして販売できるシステムになっているため、げっちゅ屋が勝手に同人サークルの作品を許可なく販売しているわけではありません。
そのため、げっちゅ屋は違法サイトではなくまともに運営されているサイトです。
卸値は販売価格の70%
商品を販売した際の利益の取り分についても委託契約内でしっかりと決められています。
基本的に利益の分け方は販売価格の70%が卸値となっており、「70%が同人サークル」の「30%がげっちゅ屋」です。
たとえば、500円の商品が売れた場合、500円の70%の350円が同人サークルの利益となり、500円の30%の150円がげっちゅ屋に利用手数料として入ります。
個別に相談した上で卸値が変わるケースもありますが、基本的な目安となる金額は販売価格の70%です。
似たようなFC2コンテンツマーケットでは
・一般コンテンツ;販売価格の20%
・アダルトコンテンツ;販売価格の30%
となっておりますので国内サイトを応援する意味も込めてこちらのサイトは同人AVはげっちゅ屋を多めに紹介してます。
「がんばろう同人」プロジェクト特設ページ
げっちゅ屋の公式サイトでは、同人委託募集がおこなわれているので、作品を販売したいかたはチェックしてみてくださいね。
げっちゅ屋の特徴
げっちゅ屋と同人サークルは双方にメリットのある公平な関係のもとで同人作品が販売されているので、安心して利用してください。
初めてげっちゅ屋を利用するかたのために主な特徴を3つご紹介していきます。
膨大なコンテンツがある
げっちゅ屋の最大の特徴となるのは、膨大なコンテンツです。
ゲームやアニメはもちろん、音楽や書籍などかなり幅広くコンテンツが用意されています。
同人だけにジャンルを絞ると、「一般向け」、「同人誌」、「同人ソフト」、「同人音楽」、「同人グッズ」、「コスプレ」のコンテンツがあります。
キャンペーンがよく開催されている
げっちゅ屋は、キャンペーンの開催頻度が高いです。
キャンペーン期間中に対象商品を購入すると、「特製アイテム(クリアファイルなど)GET」や「割引」など、通常よりもお得に商品を購入することができます。
ちなみに通常料金に関しては商品によってピンキリですが、コンテンツや商品が多いことから比較しやすいのが便利です。
たとえば、同人誌だと全体的に700円前後から3,000円ほど、同人コスプレだと1,500円前後から3,000円といった感じです。
特別にげっちゅ屋の料金は高いということはなく、他のサイトと比較しても相場の範囲内です。
支払方法が豊富
げっちゅ屋は支払方法が豊富で、代引きにも対応しています。
クレジットカードや電子マネーなどもしっかり利用可能となっていますが、カード系を持っていなくても代金引換や銀行振込でも決済できるのが便利です。
一般的な大規模ECサイトではさまざまな支払方法に対応しているところをよく見かけますが、げっちゅ屋もそれと同じような環境です。
同人AVの魅力とは?価格や作品の傾向などをご紹介
さて、げっちゅ屋を中心に同人AVの仕組みを紹介しました
AVマニアを中心に人気を博している同人AVですが、一体どのような魅力があるのでしょうか。
基本的に同人AVというのは同人サークルが制作販売していることが多く、一般的な大手のAV動画とは違った内容のエロさを味わえることが特徴です。
主な3つの同人AVの魅力を見ていきましょう。
作品数が多い
同人AVを知らない人からすると、さほど同人AVは盛り上がっていないようなイメージを持たれるかと思います。
ネット社会以前の時代では、コミケなどでひっそりと同人AVが販売されているような状況でしたが、今はネット上で簡単に作品を購入できるため、作品数はかなり多いです。
しかも、大手の販売サイトになると毎日何かしらの新作がリリースされているような状況であり、しっかりと新しい作品が供給されています。
オリジナル作品を見れる
同人AVはオリジナル作品であることが魅力的です。
これは作品に出演している女性も含めて、1点ものの完全オリジナルとして販売されている作品がほとんどです。
また、作品にもよりますが、演技などがないリアリティから興奮度が高まることで同人AVにハマる人も少なくありません。
本物の素人女性のエッチな姿を楽しめる
同人AVは本物の素人女性が出演している作品が多いです。
普通のAV動画の場合だと、有名AV女優が出演しているのも関わらず、その作品のコンセプトを崩さないために素人を演じているケースがありますよね。
その点、同人AVは本物の素人女性が出演しているので、他では見ることができないレアリティも魅力です。
こちらで同人AVサークルの一覧を紹介してます。ぜひ見てみてください。私のおすすめは朝一番です。
同人AVの販売価格
同人AVの販売価格は、作品によってかなりピンキリです。
誰もが認めるアイドルのような可愛い女性が出演している作品の場合、10,000円を超えることもあります。
平均すると、約1,000円~3,000円ほどで販売されている同人AVが多いですが、販売サイトにもよりますし、何よりも作品によります。
販売価格については普通のAVのほうが安定した相場といった印象です。
同人AVの作品傾向
同人AVの作品は、大手の販売サイトを中心に傾向を見ると、ほとんどの作品は個人のハメ撮りが圧倒的に多いです。
しかも、AV女優に負けないほどレベルの高いルックスの女性も多く、出演している女性のクオリティが高いことが同人AVの人気に大きく貢献しているように感じます。
初見で同人AVの作品をいくつかチェックすると、「こんなに可愛い女の子がAVに出るの?しかも同人で?」という感想を持つかたは多いと思います。
同人AVのおすすめサイト
同人AVを購入することができるサイトはたくさんありますが、メジャーどころを2つご紹介していきます。
どちらも同人AVの作品が多いので、いろんな作品をチェックしながら検討できます。
DL.Getchu.com
げっちゅ屋Getchu.com
Getchu.comは同人委託募集がされており、ゲームやアニメなどさまざまな同人作品が揃っている大手のサイトです。
通称、げっちゅ屋という呼び方で有名で、同人AVについてはサイト内の「DL.Getchu.com」というアダルトコンテンツで販売されています。
今の時点で約5,300本以上が販売されているので、かなり作品数は多いですね。
料金は約1,000円から2,000円ほどが相場となっています。
FC2アダルトコンテンツマーケット
FC2アダルトコンテンツマーケットも同人AVが多く販売されています。
こちらは運営会社が海外であることから無修正の同人AVを購入できることが魅力的で、モザイクと無修正を合わせてAV動画は約1,600,000件あります。
ただし、中には普通のAV動画の焼きまわしが販売されていることもあるので、作品を購入するときはしっかり同人AVかどうかを見極めることが大切です。
慣れるまではランキングから人気作品をチェックするなどして探していくのがおすすめです。